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イン・ザ・スタジオ | グオリャン・タン
グオリャン・タンは近年、ペインティングとインスタレーション作品(ペインティングを立体のオブジェとして見たてた作品)を主に手がけてきた。特徴的なのは、軽さ、そして一時停止の感覚である。通常航空モデルに使われる半透明布の上にアクリル絵の具を流すことで、跡や印を作り、またそれを構図化する。作品を通して、私たちの時間、身体、記憶に対する感覚がどう形作られ、導かれるのかをタンは探索する さらに読む -
インタビュー:竹川宣彰
オオタファインアーツ上海では、竹川宣彰(1977年、日本生まれ)の中国で2回目となる個展「idling garden」を開催いたします。猫オリンピックを主題とした、弊廊上海スペースでの前回の個展(2017年)は、訪れた人々に鮮烈な印象を残しました。今回の展覧会は、ここ数年の作品を一挙に展示することを通じて、竹川の表現の奥深さ、そしてさらなる広がりを示すものです。異なる社会問題や社会現象に真摯に向き合った上で制作するそのやり方には、表現の豊かさ、そして視点の幅広さが見て取れます。
地球規模で広がるパンデミックの下で、個人、集団、また社会が陥っている現在の状況を、「アイドリングの状態」と竹川は表現します。アクセルペダルを踏むにはまだ至っておらず、エンジンは低速の状態で回り続けています。本展を機に、オオタファインアーツでは竹川本人に、昨今の制作状況とコロナ禍での個人的な経験について語ってもらいました。 さらに読む -
[オオタファインアーツ東京] 私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい
草間彌生 2021年6月22日-7月31日 オオタファインアーツは、草間彌生の個展「私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい」を開催いたします。〈わが永遠の魂〉シリーズより最新作を含む絵画33点と、インスタレーション作品の《CLOUDS(雲)》を出展します。〈わが永遠の魂〉は、同時期にヴィクトリア・ミロ(ロンドン)、デビッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)でも展覧され、コロナ禍においてもたゆまず制作を続けてきた作家渾身の101点を全世界に紹介いたします。 さらに読む